富山市安野屋に暮らすYASUNOYA AREAGUIDE

再開発で魅力が増す富山市の中心市街地が身近な、安野屋エリアで豊かな自然と共に落ち着いた暮らしを実現

広い面積に多彩な自然の宝庫、富山市

富山県の中央部から南東部に位置する富山市は「富山県庁」が置かれ、中核市、保健所政令市、中枢中核都市に指定されるなど富山県の行政、経済の中心地だ。富山市は「富山城」の城下町として栄えた歴史を持つ。越中富山薬売りでも知られ、現在も富山市内には製薬メーカーが多い。

「富山城」
「富山城」

富山市は2005(平成17)年に旧富山市と八尾町など7市町村が合併して現在の富山市が誕生した。市域は富山県の約3分の1を占め、ひとつの市町村が県に占める面積の割合としては全国一だ。富山湾岸から標高3,000m近い北アルプスまでわたる多様な表情を持ち、宇奈月温泉など観光スポットへの玄関口としてもにぎわう。毎年25万人ほどが訪れる「おわら風の盆」をはじめ、「富山まつり」など伝統的な行事も多い。

「おわら風の盆」(©(公社)とやま観光推進機構)
「おわら風の盆」(©(公社)とやま観光推進機構)

富山中央地域の一角に位置する安野屋エリア

富山市の都市マスタープランでは市域を14地域に分け、街づくりの方針を定めている。富山市の中心市街地は富山中央地域に含まれる。 

都市マスタープランで分けられた14の市域(引用:富山市都市マスタープラン)
都市マスタープランで分けられた14の市域(引用:富山市都市マスタープラン)

このうち「富山」駅から総曲輪(そうがわ)エリアは広域商業地区と位置付けられ、中核的なショッピング施設のほか集客力のある教育文化機能や産業、医療、福祉などの多様な機能を誘導するとされている。その周辺は住宅系の土地利用とし、良好な住環境の形成を目指している。

「富山城址」の西に広がる安野屋エリアも住宅系の土地利用を推進する地区となる。再開発などで利便性を増す広域商業地区の利便性を享受しながら、閑静な佇まいを併せ持つ街だ。

生まれ変わった「富山」駅周辺と総曲輪エリアを使いこなす

富山市ではコンパクトシティとして広域商業地区の活性化を進めてきた。「富山」駅には2015(平成27)年に北陸新幹線が乗り入れを開始。2019(平成31)年には「富山」駅のすべてのホームが高架上に移動し、使いやすい駅に生まれ変わっている。2022(令和4)年には「富山」駅前に「MAROOT(マルート)」がオープンし、買い物も便利になった。

「MAROOT(マルート)」
「MAROOT(マルート)」

総曲輪エリアでも2015(平成27)年に再開発で「TOYAMAキラリ」が完成、2016(平成28)年には「ユウタウン総曲輪」、2019(令和元)年には「WAKURU SOGAWA」が再開発により誕生するなど魅力が増している。安野屋エリアには「富山」駅周辺と総曲輪エリアを生活圏で利用できるメリットがある。

ユウタウン総曲輪」にはシネマコンプレックス「JMAX THEATER とやま」もあり、映画を気軽に鑑賞できるのもうれしい。

子育てサポートの充実、公共交通の活性化も推進

富山市では子育て支援も手厚い。母子健康手帳アプリ「育さぽとやま」で予防接種スケジュール管理や健康情報の記録ができるほか、Webサイト「育さぽとやま」では富山市の子育て情報をまとめて得られるのも便利だ。「富山」駅前の「シック(CiC)」には子育て支援の拠点となる「富山市子育て支援センター(こどもひろば)」がある。ここには子どもが遊べ、保護者の交流もできるスペースも用意されている。

「富山市子育て支援センター(こどもひろば)」
「富山市子育て支援センター(こどもひろば)」

公共交通としての路面電車(市内電車)の活性化も積極的に行われてきた。2006(平成18)年にはJR富山港線が路面電車化され、同年には「丸の内」電停から「西町」電停間の新線が開通し、環状線系統の運行が始まっている。さらに2020(令和2)年には路面電車の南北接続が完成し、富山港線の「岩瀬浜」電停から「南富山駅前」電停、「富山大学前」電停、環状線系統への直通運転が実現した。

富山港線や環状線系統を中心に乗り降りしやすい低床型電車が使用されるほか、「富山駅」電停は北陸新幹線やあいの風とやま鉄道の「富山」駅の高架下に設けられるなど、その先進性は全国から注目されている。

「富山」駅には路面電車が便利

北陸新幹線、JR高山線、あいの風とやま鉄道が乗り入れる「富山」駅を擁する富山市は交通アクセスの利便性も高い。「富山」駅から北陸新幹線を利用すれば、「東京」にも「金沢」にも1本でアクセスできる。北陸新幹線は2024(令和6)年3月に「金沢」駅から「敦賀」駅間が開通し、「京都」駅や「大阪」駅方面への移動がさらに便利になる予定だ。「富山」駅に隣接し「宇奈月温泉」駅や「立山」駅方面への富山地方鉄道が発着する「電鉄富山」駅もある。

「富山」駅
「富山」駅

安野屋エリアにある「安野屋」電停から5つ目が「富山駅」電停なので、路面電車を使うと「富山」駅を利用しやすい。「富山」駅からは名古屋、金沢などへの高速バスや「富山空港」への連絡バスも利用でき、国道41号など幹線道路も充実する。国道41号を南へ走れば北陸自動車道「富山」I.C.があり、カーアクセスも便利だ。

「安野屋」電停
「安野屋」電停

「富山城址公園」と神通川の自然を感じながら暮らす

安野屋エリア周辺は豊かな自然にも恵まれている。「磯部堤の桜並木」や「富山城址公園」など桜の名所が多く、身近で季節の移ろいを感じられるだろう。神通川沿いには「神通川緑地公園」が広がり、水辺の散策も心地よい。

磯部堤の桜並木(画像提供:富山市観光協会)
磯部堤の桜並木(画像提供:富山市観光協会)

富山市中心市街地ならではの利便性と穏やかな佇まいが共存する安野屋エリアは、暮らすのに快適な街といえそうだ。

再開発で魅力が増す富山市の中心市街地が身近な、安野屋エリアで豊かな自然と共に落ち着いた暮らしを実現
所在地:富山県富山市 

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